About us

原ヽ居について

原ヽ居は、長野県飯島町に佇む
築百年の土蔵を改修した小さな一棟貸し宿です

雄大なアルプスに抱かれた
この地に百年以上続く「原邸」を

わたしたちの暮らしの原点に
想いを馳せられる場所となるように

蔵の中で止まっていた時計の針を
現在の時間に合わせるように設えた
静かな暮らしのための空間です

かつてそこに在った日常が
新しい日常と出逢い
心地よさのなかで交わるとき

これからわたしたちが本当に大切にし
心から受け継いでいきたいと思えるものを
再びつないでゆけるようにおもいます

現代の暮らしに「ヽ」をうつように
これから紡いでゆく物語を
ふと、静かな呼吸とともに見つめられる

そんな時間を創ってゆけたらとおもいます

わたしたちについて

原ヽ居は、建築・デザインスタジオ「朱組」の
二人によって営まれている宿です。

朱組は2024年に飯島町へ移住し、
伊那谷を中心に伝統的な石場建て工法による
木組みの家の設計に取り組んでいます。

2020年、当たり前であったことが、
当たり前ではなくなる体験を通じて、

わたしたちにとって本当に大切なものは何か、
ひとつひとつ問い直す過程を経て、
ここ、長野県伊那谷に辿り着きました。

ここには都会の便利さや華やかさはないけれど、
大自然の恵みに抱かれながら、
自然とともに生きてゆける安らぎと、
心優しき人々との日々の営みがあります。

これからの時代の豊かさとは、
目に見える豊かさだけを追い求めるのではなく、

当たり前に続いていって欲しいことが、
当たり前に続けてゆけることの素晴らしさに、
ただ、気付いてゆくことなのかもしれません。

わたしたちの願いは、
誰もが自然とともに在る安心感に包まれながら、
自然体の自分を表現して生きてゆけること。

わたしたちにとって原ヽ居とは、
そんな、これからの時代の暮らしを歩んでゆく
はじめの一歩でもあります。

建築について

原ヽ居とは、これからの時代の暮らし方を探求する実験の場でもあります。土蔵の改修にあたっては、朱組が設計を実施し、地元の職人の方々にて施工して頂いたものですが、私たち自身の手で創れる部分は創り、自ら暮らしを創ってゆく力を取り戻しながら、土蔵改修の可能性を探ったプロジェクトです。

雄大なアルプスに囲まれたこの土地に長年建ち続けてきた歴史ある建物に敬意をはらい、蔵の内部はできる限り手を加えずに昔の趣を残しつつ、蔵の前面部分にキッチン、トイレ、お風呂を集約、新しい時代の生活様式と歴史ある蔵の佇まいが、コントラストを持ちながらも、調和するように計画しました。

原ヽ居のフレーズとして使われている「古き日常、新しき日常の交叉点」という言葉には、かつての生活様式と、現在の生活様式とが交叉するこの場所が、これからわたしたちが立ち返るべき価値観を問い直すような場所になって欲しいという願いが込められています。

これからわたしたちを本当に豊かにするものは何なのか。それはかつてから続くもの、新しく創られたもの、ひとつひとつを静かにみつめていくことで、見えてくるのかもしれません。